【要チェック】高配当株で失敗しないために気をつけていること5選

投資

こんにちは、ピッポです。

今日は、高配当株投資において初歩的なミスをしないよう、気をつけるべきこと5選を紹介していきたいと思います。

「利回りが高い」という理由だけで購入しない

「高配当株投資なんだから利回りが高い株に投資すればOK」と考えてしまいがちですが、とても危険です。
利回りが3%の銘柄と5%の銘柄を比較した時、つい5%の銘柄を選びたくなっていませんか?(気持ちはよく分かります;)
ただ、その基準で選んでばかりいると、減配などの可能性が高い「NG銘柄」(投資界隈では「罠銘柄」と言われることが多いです)を購入する確率がグッと上がってしまいます。
そもそも配当利回りは「一株当たりの配当金 ÷ 株価」で表され、利回りが上がる要因はというと…
①配当金が上がる
②株価が下がる
のどちらかになります。
実際に、数字で見てみると分かりやすいです。
一株当たりの配当金が50円、株価1,000円、利回り5%の企業があったとします。
①の例:配当金80、株価1,000円、利回り8
②の例:配当金50円、株価500、利回り10
となり、どちらの場合も利回りは上がるんです。
株価が半値になったことで利回りが10%になるなんて、なんとも不思議ですね。
話を戻しましてNG銘柄とは、下記のような銘柄を指します。
(1)上記②の例のように、株価下落を要因として高利回りになっている
株価が下落しているということはその株を売りたい人が増え、人気が落ちていることを示します。一方で、一定の知名度・需要がある銘柄であれば、株価下落に伴い買う人も相応にいるので株価が持ち直すことも想定されます。
知名度があっても東京電力のように原発事故が要因して株価が急落した場合などは厳しいですが。
(2)記念配当などで一時的に配当金が増加し、高利回りになっている
普通配当の他に、周年事業などで特別配当を出している場合も高利回りになりがちです。特別配当なので、当然翌年以降も同水準の利回りは期待できず、購入後は期待を下回る可能性が高いでしょう。
(3)配当性向(利益に対する配当金の割合)が高い
配当は、その歳の利益の中から支払われます。配当性向が高いということは、自社の取り分(利益)を削って配当金を出している。悪い言い方をすれば、無理して株主に配当金を渡して良い顔をしている感じです。
確かに配当が高ければ嬉しいですが、翌年の持ち越しを削ってまで配当を出すのは企業の考えとしてリスキーです。
僕は配当性向は30%〜50%を目安にして、高くても60%が許容範囲としています。
(分散しているため、保有銘柄全てがこの範囲ではありませんが)
(4)短期的にに業績が向上している
情勢・特殊要因により、業績が急激に向上・増配している銘柄は長期保有を目的とする高配当株投資には向かないと考えます。
最近のトレンドで言えば、海運業などは非常に高配当が目立ったセクターでした。ただ、業績が急上昇した翌年では業績が悪化し大幅減配と言った例も少なくありません。
やはり、急成長を遂げる企業は急落のリスクもありますから、過去の実績の積み重ねという部分も、銘柄選定の中で非常に重要なポイントです。
ちなみに僕は、海運業有名どころの利回りに惹かれに惹かれましたが、熟考した結果購入に至ってないです。

「有名企業だからとりあえずの購入」はしない

何か大きな落とし穴があるというよりは、「想像と違う!」っていう思い違いを招いてしまうミスですね。
今は注目銘柄や人気銘柄など、容易に調べられる時代ですし、実際にアプリなどで各指標も簡単に調べられます。
人気だけど知らない銘柄であれば、自分で重視している指標を調べてから買いますよね。でも、誰もが知る有名で人気な銘柄であればどうでしょう?
つい、あまり調べもせずに買ってしまっていませんか?
そのプロセスで買ってしまった場合に陥りやすいのが、「思ったより配当利回り低い!」とか「自分が重視している指標がよくなかった」とかそんな思い違いが起きてしまいます。
株式投資に絶対正解っていうのがないですが、やはり自分が納得した銘柄を買うべきです。
とりあえず人気だからと買ってしまっては自分の軸と反する銘柄だった場合に後悔しますので、いくら有名・人気銘柄であろうと自分の軸はしっかり持ちましょう。
逆に、検討する銘柄のきっかけはなんでも良いです。
僕はヴォクシーに乗っているのでトヨタ自動車の株を検討中です。そんなもんです。単元未満(1株単位)の購入ですから。

限られた企業に集中投資しない

投資と言えば分散。これは鉄板です。一社ないし数社への集中投資は危険です。
今の世の中、絶対安全な企業は存在しません。それが分かっていれば苦労しませんね。

安心安全大企業の代表だった東京電力でさえも、2011年の福島原発事故以降、無配が続いています。
無配に加えて株価の大きな下落もあり、株式を保有していた多くの人は含み損を抱えることとなりました。

この時、自身の投資資金を東京電力に100%注ぎ込むのではなく、10銘柄に10%ずつ分散していたとしたら、傷は浅かったはずです。

このことからも分かるとおり、投資においては、銘柄も当然ながらセクター(業種)においてもしっかり分散し、リスクヘッジを図っていく必要があります。

僕は現在21銘柄15セクターに分散していますが、最終的には40銘柄20〜25セクターくらいで分散しようと考えています。同セクター内でも分散すべきですからね。

少し株価が下落したからといって売却しない

個別株を始めると、毎日株価が気になり始めます。
もちろん自分が保有している銘柄や購入を考えている銘柄の値動きを気にするのは大事なことです。

ここで気をつけたいのは、保有銘柄の株価が少し下落したからといって、さらなる下落を恐れて売却してしまうことです。
先述しましたが、株価が下落すれば割安になり、買い手もそれなりに増えます。しっかり実績を積んでいて人気のある銘柄なら株価は持ち直す可能性が高いです。

そもそも高配当株投資の目的は、株価の値上がりを期待して売却益を得ることが目的ではなく、長期的に保有して配当金を得続けることが目的です。
なので、「株価が下がったから損切りしてでも売ってしまおう」みたいな考えは、当初の目的と相反するのです。

もちろん、減配・無配になるくらいの要因があり、急激に株価下落しているのでれば早期売却も手ではありますが。

いずれにしても高配当株投資は長期保有を目的としているので、株価のちょっとした値動きに一喜一憂しないのが原則です。

株価下落を狙いすぎて機を逃してしまわない

今や日本は新NISAの煽りを受けて投資ブームが到来しており、国内株が高騰が続いています。
その中で気をつけたいのが、株価下落時を狙いすぎていつまでも購入できず、株価はどんどん上がってしまうことです。

いくら売却益が主目的ではないといえ、やはり安い時に買いたいですよね。気持ちは分かります。
しかも今は日経平均35,000円を超え、34年ぶりの高値を更新していますから、下落を期待するのも分かります。

とは言え、上がり続けてます。いつまで待ちますか?

早々に買って自分のポートフォリオを作り上げた方がよくないですか?

まずは自分の投資体制を整えてから、値動きを気にしましょう。
高配当株は淡々と買う。単元未満なら尚更。自分なりの指標を調べて、買って、ポートフォリオを作って、また買って、微調整していく。
僕が保有している21銘柄、平均取得価額より現在値が低いのは3銘柄だけです。(投稿日時点)

しかも、下落額なんて20〜30円。他の銘柄は数百円単位上がっています。

長期保有が目的だからこそ今買わないと。躊躇している時間が損失です。
やってみましょ〜!

まとめ

以上、高配当株投資で失敗しないために気をつけていること5選でした。

「利回りの見た目だけで判断しない」
「色々な側面の指標で判断する」
「投資の基本は分散」
「長期保有が前提なので値動きに一喜一憂しない」
「まずは自分のポートフォリを作り上げる」
「やらない時間、躊躇している時間が既に損失」

これらに気をつけて、しっかりと資産形成していきましょう!

目指せバリスタFIRE!

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